【完全保存版】包茎手術・治療に関する8の疑問に答えます

その1 包茎は切らないで治せるのでしょうか?

結論からいうと、仮性包茎のみ医療用の接着剤、包茎リング、糸などで一時的に治療することは可能です。ただし、将来的には元に戻ってしまうこと、炎症を引き起こすリスクがあることから、おすすめできません。また、仮性包茎でも、陰茎に皮が被ったままだと内側は常に湿り、アカがたまりバイキンの温床になります。ほっておくと様々な病気の原因にもなりかねません。また、性行為した時に、パートナーに病菌を移す可能性もあります。包茎は見た目にも機能的にも改善するべき状態なのです。一度クリニックに相談することをお勧めします。

その2 包茎手術はなぜ必要か?

包茎の手術によっても異なります。一般的に、包茎とは、陰茎の先端にある亀頭が包皮に覆われて出てこない状態のことです。包茎には、亀頭が出せる仮性包茎と、亀頭が出せない真性包茎があります。仮性包茎の場合は、手で皮を剥いて亀頭を出すことができますが、真性包茎の場合は、皮が狭くて亀頭を出すことができません。真性包茎は、皮が狭いことで亀頭に圧迫感や痛みを感じたり、皮の下に汚れが溜まって炎症を起こしたりする可能性があります。そのため、真性包茎は手術で治す必要があります。

しかし、仮性包茎の場合は、手術をしなくても治す方法があります。それは、医療用の接着剤や包茎リング、糸などを使って、皮を亀頭の後ろに固定する方法です。これらの方法は、一時的に亀頭を出すことができますが、完全に治るわけではありません。時間が経つと、皮が元に戻ってしまったり、皮の下に水ぶくれや炎症ができたりするリスクがあります。そのため、これらの方法はおすすめできません。仮性包茎でも、皮が亀頭を覆っていることで見た目や衛生面に問題がある場合は、手術を検討することをお勧めします。手術の方法や費用は、クリニックによって異なりますので、事前に気になるクリニックで相談してください。

その3 どの病院で包茎手術しても、一緒ですか?

病院での包茎手術の方法が残るため、一緒ではありません。特に、包茎手術では少なからず傷跡ができます。この傷跡を目立たないようにケアできるかが医師の腕にかかってきます。 たとえば包茎手術の経験が豊富な医師や形成外科医が施術をすれば、傷跡の縫合はお手のものです。また、「日本泌尿科学会」に認定されている専門医の多くは、髪の毛より細い糸と針を使って縫合するため、傷跡が気になる方は専門医のいるクリニックに行くべきです。一般的に美容・包茎クリニックには泌尿器科の医師がおらず、ほとんどが美容外科医です。美容外科医は包茎手術や男性器の手術を専門的に行っているわけではないため、専門医よりも経験上不利な場合があります。また、これらの美容・包茎クリニックでの包茎手術が安い場合には、施術方法や技術はバラバラなので、傷跡が残るリスクも高いといえます。美容外科で手術を受けるときは、医師の経験や技術を調べておくと安心です。

大手包茎手術専門クリニックの相場は20万円から30万円と言われており、大きく下回る場合は注意が必要です。包茎手術は仕上がりのきれいさも求められますし、デリケートな部分なので術後のケアも重要です。術後のことまで考えれば安さ重視で選ぶのは後悔のタネになる可能性を秘めているといっていいでしょう。

その4 包茎手術後に、合併症や副作用はないのですか?

ペニスの根元に局所麻酔をした後、余剰の包皮を切除します。出血部位を止血した後、切除断端の皮膚を縫合します。術後1~2週間は一時的に縫合部周辺が腫れることが多いようです。したがって、術後創部感染、出血(止血の見込みがなければ再手術)、ひきつれ、創部離開などの可能性があります。また、麻酔薬による副作用(アレルギー反応、痙攣、血圧低下など)もあります。

一般的には、治療後の一時的な合併症・副作用として、排尿時痛、出血、感染、勃起時の違和感、性感覚の変化などが挙げられます。その他に、包皮の腫れや軽度のむくみが生じた場合、基本的に数日内で症状が治まりますが、違和感が続く場合は早めに医療機関を受診してください。また稀なケースとして、予期せぬ合併症が生じる恐れがあります。強い痛みや腫れ、出血が止まらないなど、何か心配な症状が現れた場合には、医師へ至急相談すべきです。

その5 手術して何日目からお風呂に入れますか?

手術の翌日から入浴可能というクリニックもありますが、一般的には2日後以降が目安です。術後数日は包帯を巻いています。術後3日は体をふくだけ(洗髪は可)、4日目からシャワー浴が可能となります。ちなみに、術後1週間はアルコールは控えた方が良いようです。また、再出血の危険性があるため、術後1ヶ月は性交渉や自慰は控えた方が良いようです。

その6 痛みはありますか?

麻酔時の痛みがあります。術中はもちろん術後も痛みは出にくいです。手術後の縫合した傷は痛むことはほとんどありません。 ただし、初めて亀頭が露出された方の場合は、亀頭が下着にこすれて、1週間程度ひりひりしたような痛みがでることもありますので、その場合は痛み止めで対処しましょう。術後に気になる部分があるときは医師に相談すべきです。

その7 性感帯はなくなったりしませんか

ごくまれに性感帯を傷つけてしまうケースがあるようです。信頼できる医師に手術を依頼しましょう。その結果、遅漏になった人もあるようです1

その8 勃起したときに痛くなることはありますか

通常、その人の状況によって手術範囲を調整するため痛みがでることはありません。しかしながら、術後の痛みは個人差があるようです。生理現象として勃起するのであれば問題ありません。 意図的に勃起させることや性交は、ツッパリ感や痛みが残っている間は控えるべきでしょう。もし痛みが出た場合は、医師に相談してください。

  1. https://tengahealthcare.com/column/post-2245/ ↩︎

コメント

タイトルとURLをコピーしました